東日本大震災救援活動

東日本大震災救援活動に参加して

地震、津波による大きな被害を受けました日から、1週間後にやっと救援物資を
孤立化してしまっている島に空輸する事が実現し、
今回の救援活動は始まりました。

はたして1週間後というのは迅速な対応と言えるのだろうか?

皆さん1週間分の食材、飲料水を万一に備えて用意していますか?
正直なところ私の家では用意していませんでいた。
もし今回の地震、津波の被災地が私の住む焼津市だったとしたら
1週間何も口にする事が出来ないという事になっていたでしょう。

皆さん1週間飲まず食わずの生活に耐えられますか?
実際には耐えるしかないのですが、現実は相当厳しい事ではないかと思います。

もっともっと迅速に救援活動が出来るように準備をしておく必要性を強く感じました。
地震、津波発生時にお亡くなりになった方々には非常に申し訳なく思いますが
助かった命をこれ以上1人でも失わせたくない
私達に出来る事はこれしかないのではないかと思います。

日々変わっていく被災者の方々への必要物資、

被災後の数日は生き残るための物資。具体的に言えばまず飲料水を必要とします。
飲料水さえあれば非常に辛い思いはしますが、数日間は生きることが可能になります。
現実に私達の最初に行った被災地の方々はプールのお水を飲んで生活していました。
衛生的に考えてプールのお水を飲み続けていたらみんな病気になるのは時間の問題です。

私が最初に被災地の方々に聞いた
「何が一番必要ですか?」
の言葉に帰ってきた返事は、
「お水を下さい」でした。
この日本という恵まれた国に生まれ育った私は、その言葉を聞いて涙が出ました。
涙の止まらない私に一緒にいたHCJ橋本理事長が
「久保山くん我々が泣いてはいけないんだ。みんな頑張ってるんだ。」
その言葉を聞き流れ続ける涙を必死に止めました。
これが被災地の現実なのです。涙を流しても被災者を救う事は出来ません。
現実を受け止めて自分の出来る事を精一杯するしかないのです。

あと忘れてはいけないのが薬や生理用品
食事も満足に取れない状況での病は命を落とす事につながります。
お医者さんの出してくれる処方薬は無理としても
常備薬である風邪薬、頭痛薬、胃薬、花粉症薬、マキロン、傷絆創膏、マスク等
あと女性にとって必要な生理用品、身体を洗うことも出来ない状況の中で
生理になってしまって下着を汚してしまったら衛生的に考えて非常に辛いものがありますし
不衛生な状態では病気を誘発してしまいます
このようなものであれば私達民間人でも集め届ける事は可能です。

次の段階では、やっぱり人が生きて行くためには、食料が必要です
まずは、お米やパンなどのお腹を少しでも満たせる物を必要とします。

行政からの物資は非常に大きな単位で到底私達の集められる量とは比べものにならない量ですが
どうしても大きな避難所が優先され数百人単位の避難所の方々には早い時期に届く事は難しいのが現実です。

避難所の人数が多くても少なくても、一人一人の命の重さは同じです
今回の救援活動で私が一番大きく感じた事でした。

これからも復興にむけて被災地の方々は相当厳しい状況が続いていくと思いますが本当に頑張って復興して下さい。

私達の住む静岡県にはいずれ東海地震が起こると思います
その時に、私自身は被災して何も出来ないのかもしれませんが
私の所属するHCJのメンバーは全国にいます。
必ず私達の仲間が救援に駆けつけてくれます。
東海地震発生時に皆様方にどれだけの救援活動が出来るかわかりませんが
ケイエムジャパンにはヘリポートがあります。
ここにHCJのメンバーが救援物資を持って飛んで来てくれます。
万一に備えてお時間のあるときにケイエムジャパンの所在地を家族みんなでチェックしておいて下さい。
(静岡県焼津市一色1185-1 焼津大井川学校給食センター東隣)

今後ともHCJの活動にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

株式会社ケイエムジャパン
代表取締役会長 久保山 久徳

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